君の背中に手をふって
21歳の彼、清水陽斗(しみずようと)


もう付き合いだした2年は軽く越したかな?



あたしの一方的なアタックからやっと振り向いてくれた、あたしだけの王子様!




だから陽斗からは甘い言葉なんてあまり聞かない。

ううん。むしろ聞いたことないかな?



それでもいいの、って思ってずっとそばにいた。



でも、もうそれも限界なのかな?



あたしの心に限界なんじゃないんだ。



あたしはこの先3年、4年、10年、100年…ってこのまま変わらずそばにいれるよ。








でも、陽斗をはやくあたしから開放させてあげなきゃ…





そんなことを考えて今日も陽斗の部屋の鍵を閉めた。

< 2 / 13 >

この作品をシェア

pagetop