君の背中に手をふって
陽斗、陽斗、陽斗…



数学の時間に名前を並べてみた



奥さんになったら書類とかにキレイな字で書かなきゃね~
なんて呑気なことを考えてた。




清水真里




『んなこと、ないか~』

そそくさと小さくなった消しゴムで消してみた



だけど力いっぱい消さなかったのは、





これを消しちゃうと陽斗があたしの目の前から消えちゃう気がしたから…
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