恋と2つのブランコ
夢視点


 このソファ、こんなに広かったけ、?
 あ、よくここで二人で映画みてたなぁ。

 このゲーム、彼とよくやったなぁ。
 中に想い出が残ったままだ。



 そういえば、付き合う前とか、付き合いたての頃は優しくしてくれて、嬉しかった。
でも、付き合って、時間が経ってくると、冷たくなっちゃったね…



  (回想)

 「蘭〜!」

 「ん、?」

 「明日遊べる〜?」

 「あ~、ごめん!用事がある…」

 「そっか。ありがと。」





 

 「蘭〜!」

 「明日、空いてる~?」

 「明日もちょっと予定があって、」

 「わ、わかった!ありがと。」





 「夢~!」

 「ん~??」

 「明日空いてる??」

 「えっとね…、あ、ごめん…

  明日は空いてない…」


 明日は嫌だけど、歯医者さんなんだよなぁ。怖い…

 「そっか、」

 「ごめんね、また遊ぼ!」

 「うん、」

 
 
 
 ポケットにあの日をしまえたら、きれいサッパリ繋いだ日々に別れを告げられるかな?

 今でも夢の中でふと思い出すよ。

あの日の君との幸せだった日々を。

 だけど、ポケットにあの日をしまえる訳もないし…

 君とはもう会えないから…



 辛いのは君だけじゃないから…



 もう、涙を流したくないから…



 だから、バイバイ。って言わなきゃなぁ…





 でも……………












 なんて、馬鹿かな、          
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