恋と2つのブランコ
夢視点

 ピコンッ

…え、


 正直驚いた。彼からのメッセージ。

 内容なんか見ていない。だけど、メッセージを、送ってきたことに驚いた。

 でも、今更連絡したってもう遅いよ…

 ずっと1人で泣いていたんだよ…。

 君の事を忘れる為に。

 涙に君との、幸せな日々の記憶を詰め込んで今までを流しきれるように。


 きっと、君がいつの日か、後悔してくれるかもって思って、期待してたんだよ…。

 そりゃそうだよ、ずっと隣にいて、
君の事を誰より見てきたから。

 君の駄目なとこだって分かってる。
 それ以上に君のいいとこも知ってるよ。

でも、もう、「好き」だなんて想い、だけじゃ我慢も隠せなかった。

 だから、もう、遠くへ君と離れて、
 新しい私自身と向き合いたかった。

 だから。
 

 ありがとう。ごめんね。バイバイ。

幸せな想い出を大事にして、お互い別々の道
へ進んで行った方がいいのかな…
                    
< 9 / 19 >

この作品をシェア

pagetop