姪っ子と私
法事が終わって、親族も皆が帰られた後、実家で祖父の認知症のこと、祖母も身の周りのことはできるけれど、家事や祖父の介護まではできない状況で、父は会社勤めで母はパートを辞めて介護に専念しているけれど、とても無理ってことを話し合った。
父の弟夫婦からは、介護の状況から、施設の利用や介護制度の利用をすすめられたこともあり、父も母もようやく介護認定を受けて、施設利用を検討し始めた。
祖父の介護についても方針が決まって、ほっとして団欒できた。
母から「ちーちゃん、美玲ちゃんの世話を押し付けちゃってるんだけど、おじいちゃんが施設に入れたら、美玲ちゃん、こっちで引き取ろうか?」って言われた。
「ううん、美玲は私が育てる。美玲がいたから、私はみーちゃんが亡くなったことから立ち直れたし、美玲がいるから寂しくないんだ。美玲に助けられてるのは私の方なんだ」
「でも、美玲がいたら、ちーちゃんの春はいつ来るの?出会いもないでしょ?」
「あっ、う〜ん、そうなんだけどね・・・実は、その・・・美玲がきっかけというか、お付き合いをしている方はいるの」
「えっ、そうなの?だったら、美玲はこっちで」
「ううん、美玲がいても良いって言ってくれるような人だよ。そもそも私がシングルマザーでも好きになってくれた人だし」
「そうなの?どんな人?」
「うん。美玲と私がお世話になってる医院の息子さんで小児科のお医者さん」
「まぁ、そんなお医者さんがちーちゃんの彼なの?」
「うん。未春のことも美玲のことも大輔さんのことも話したよ。それでも私と付き合いたいって言ってくれたの。本当は、この夏にご挨拶に来たいって言われたんだけど、未春の法事だしってことで改めて時期を見てって言ってた」
「良かった。ちーちゃんが美玲を引き取るって言った時から、ちーちゃんの人生なのに、ちーちゃん一人に押し付けちゃって本当に申しわけなくて・・・」ってお母さんが泣き出した。
お父さんもおばあちゃんも「知春にも素敵な人がいるってきいて本当に良かった」って言ってくれた。
父の弟夫婦からは、介護の状況から、施設の利用や介護制度の利用をすすめられたこともあり、父も母もようやく介護認定を受けて、施設利用を検討し始めた。
祖父の介護についても方針が決まって、ほっとして団欒できた。
母から「ちーちゃん、美玲ちゃんの世話を押し付けちゃってるんだけど、おじいちゃんが施設に入れたら、美玲ちゃん、こっちで引き取ろうか?」って言われた。
「ううん、美玲は私が育てる。美玲がいたから、私はみーちゃんが亡くなったことから立ち直れたし、美玲がいるから寂しくないんだ。美玲に助けられてるのは私の方なんだ」
「でも、美玲がいたら、ちーちゃんの春はいつ来るの?出会いもないでしょ?」
「あっ、う〜ん、そうなんだけどね・・・実は、その・・・美玲がきっかけというか、お付き合いをしている方はいるの」
「えっ、そうなの?だったら、美玲はこっちで」
「ううん、美玲がいても良いって言ってくれるような人だよ。そもそも私がシングルマザーでも好きになってくれた人だし」
「そうなの?どんな人?」
「うん。美玲と私がお世話になってる医院の息子さんで小児科のお医者さん」
「まぁ、そんなお医者さんがちーちゃんの彼なの?」
「うん。未春のことも美玲のことも大輔さんのことも話したよ。それでも私と付き合いたいって言ってくれたの。本当は、この夏にご挨拶に来たいって言われたんだけど、未春の法事だしってことで改めて時期を見てって言ってた」
「良かった。ちーちゃんが美玲を引き取るって言った時から、ちーちゃんの人生なのに、ちーちゃん一人に押し付けちゃって本当に申しわけなくて・・・」ってお母さんが泣き出した。
お父さんもおばあちゃんも「知春にも素敵な人がいるってきいて本当に良かった」って言ってくれた。