姪っ子と私
喘息
結局、新居は、クリニックまで徒歩5分のところにあるマンションの高層階を誠也さんが買った
「一度、高層階に住んでみたかったんだよね〜。きっと風も通るし気持ちいいよ〜」って・・・。

1月には住めるっていうので、私は少しずつ部屋の片付けと荷物の整理をしている。
引っ越しは家具類は持って行かないから、衣類とか雑貨とかを箱に詰めている。

いよいよ来週には完全に引っ越しというので、バタバタと整理をしていたら、咳が出てきた。
風邪ひいちゃったかな?って思いながら、早めに寝なくちゃって思って休んだのに
夜中に本格的に咳が出てきて、息苦しくなった

お水飲んだり色々しても、咳が断続的に出るし、体もだるくなってきて、やばい・・・。
せっかく明日は土曜で仕事は休みだし、荷物の整理もほぼ終わらせるつもりだったのに・・・
咳が苦しいし、朝になったらクリニックで診てもらった方がいいかな?って思いながら朝を迎えた。

朝食を食べていたら、美玲もゴホゴホって咳を始めた
「あれ?美玲も咳が出るね?お医者さんに行こうか?」
「誠也先生?」
「ううん、今日は誠也先生はいないと思う。おじいちゃん先生?」
「うん、そうだと思うよ。じゃ、行く用意しよう」
< 30 / 65 >

この作品をシェア

pagetop