姪っ子と私

土曜日の朝、誠也さんが仕事に行った後、洗濯をして、クリニックに行く用意をした。
「美玲、準備できてる？」
「うん、ねぇ、お母さん、湊と葵も注射するの？」
「そうだよ。赤ちゃんは今日からたくさんの病気を予防するために注射するんだよ。今日は3本注射してもらうんだよ。美玲と私は1本だけね。」
「お父さんが言ってた。湊と葵、泣くかな？痛いから泣くよね。かわいそう」
「そうね。美玲も赤ちゃんの時、痛いよ〜っていっつも泣いてたよ。さて、そろそろ、出発しようね」
「うん」
双子用のベビーカーに乗せて、荷物を持って、マンションを出た。
「美玲、一緒にベビーカー押そうね」って美玲にもベビーカーを握らせて、一緒に歩いてクリニックに行った。