クールな御曹司は湧き立つ情欲のままに契約妻を切愛する
「ごめん、怒る瑠璃もかわいくて新鮮で。俺の前で感情を表してくれていて嬉しくて」
「凛久……」
そんなことを思っていてくれているなど、考えてもいなくて私はくるりと向きを変えると首に抱き着く。
水の中で何も着てない状態でこんなことをしてしまった自分が恥ずかしかったが、どうしても甘えたくて仕方がなかった。
ご両親に認めてもらうことや、まだまだやることはあるが、今はこうしていたかった。
「凛久。ありがとう。大好き」
そう伝えて、初めて自分からキスをした。そこにはまん丸な瞳で顔を真っ赤にする凛久がいて、私はなんとなく勝ったっ気がして声を上げて笑った。
「瑠璃……覚悟しろよ」
そのセリフに私は後悔したのは、もう少し後だった。