クールな御曹司は湧き立つ情欲のままに契約妻を切愛する


しかし、凛久の親しい人の話を聞けて、それが真実だと実感することができた。

「嘘なんて言ってないよ。瑠璃を手に入れるために必死だった」

「ふふ、ありがとう」

「なんか軽く交わされてる気がするな」
ブツブツという凛久に、私は少し間を置いて言葉を発する。

「だって、また何か言うと凛久、すぐに寝室っていうでしょ?」
最後は小声になってしまったが、そう尋ねれば凛久は「やっぱり誘ってる」そう小声で言った気がした。

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