クールな御曹司は湧き立つ情欲のままに契約妻を切愛する
そう言いながら凛久は最後に濃い緑のソースをかけてくれる。
「店で使っているものではなく、今回、お義父さんが金賞をとった緑茶と和三盆でソースを作ってある。甘いものの好きな瑠璃専用。召し上がれ」
その言葉にシルバーのスプーンを手に取り、ゆっくりとパフェをすくう。
アイスやスポンジケーキ、生クリームが綺麗な層になっている。口に運べば芳醇なお茶の香りが鼻に抜けていく。
「とっても美味しい」
本当においしいのだが、これをわざわざ凛久が私のために作ってくれたその気持ちが嬉しくて、涙が零れ落ちそうになる。
「本当においしい。凛久ありがとう」
目じりを指で押さえた後、私は彼を見て笑みを浮かべた。
「瑠璃」
そんな私に改まって凛久が名前を呼ぶ。
「はい」
その空気に私もスプーンを置くと、返事をして凛久を見つめた。
「あんな始まりな俺たちだけど、絶対に幸せにする。だから俺と結婚しよう」
「店で使っているものではなく、今回、お義父さんが金賞をとった緑茶と和三盆でソースを作ってある。甘いものの好きな瑠璃専用。召し上がれ」
その言葉にシルバーのスプーンを手に取り、ゆっくりとパフェをすくう。
アイスやスポンジケーキ、生クリームが綺麗な層になっている。口に運べば芳醇なお茶の香りが鼻に抜けていく。
「とっても美味しい」
本当においしいのだが、これをわざわざ凛久が私のために作ってくれたその気持ちが嬉しくて、涙が零れ落ちそうになる。
「本当においしい。凛久ありがとう」
目じりを指で押さえた後、私は彼を見て笑みを浮かべた。
「瑠璃」
そんな私に改まって凛久が名前を呼ぶ。
「はい」
その空気に私もスプーンを置くと、返事をして凛久を見つめた。
「あんな始まりな俺たちだけど、絶対に幸せにする。だから俺と結婚しよう」