初恋
関谷くんが自分の席へ行ったのを見て、
あたしも自分の席へて移動した。
気を使って一足早く席に戻ってきていた莉央が、うらやましそうにあたしを見ていた。
ちなみにあたしと莉央は隣の席。
「姫芽おかえり」
「…ただいま」
「すごいね♪
良かったじゃんッ!」
「うん…///」
な、なんか、照れるな。
「春田センパイに感謝だねー☆」
「聞いてたの??」
「うん!(笑)」
「はぁ。まあいいけど(笑)
ホント、今回ばっかりは彰に感謝だよっ」
「……まだ好きかわかんないって言ってたくせに、
もうずいぶん惚れてるじゃないですかァ〜」
「うるさいなあ!」