初恋
ボッと、あたしの顔は熱くなる。
見てたの??
恥ずかしいーっ
"寝てないもん!"
あたしは、口パクで言い返した。
そして、恥ずかしさを紛らわすためにベーッと舌を出した。
それを見て、優輝は
「ぶはッ!」
と声を出して笑ってしまった。
あっ。
あたしの口も思わず開く。
優輝は、 ヤバい って顔をしたけど、
もう手遅れ。
先生は優輝の目の前まで行き、
「なにがそんなにおかしいのかな?」
そう言って優輝の頭をパコンとはたいた。