初恋



優輝が、自転車にまたいだまま、
不思議そうな顔であたしを見ていた。





「…えっ。
もしかしてあたし、寝てた?」

「うん」

「マジで………。
てか!今何時!?」

「は?
もう7時過ぎてるけど」

「え゙ーーーーーーー!!!!!」

「もしかして、寝ててバス乗れなかったん??」

「う、うん…(泣)」

「プッ……」



必死に笑うのをこらえている優輝。


「わっ、笑わないでよー!」

「や、だって………ぶはっ!!」



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