初恋
「……そっか!
じゃあ、春田センパイの家行こ?
莉央もついていっていい?」
「うんっ!!」
あたし達は、彰の家へ向かった。
あたしの家と彰の家はかなり近い。
だから、すぐについてしまった。
―彰の家の前―
「ふう〜っ
なんか…ヤバい、緊張する…」
「大丈夫!!
言いたいこと、全部言ってきな♪
春田センパイならわかってくれるよ」
「うん……!」
大丈夫。
大丈夫。
彰だもん。
ずっと一緒だった、彰だもん。
こんなことで、この関係が
壊れるはず、…ないよね。