初恋
5.好きなのに
「いつの間にメアド交換したの!?」
莉央はかなり驚いていた。
「あ、言ってなかったね。
昨日一緒に帰ったんだ、優輝と」
「えええ!!!!どういうこと!!?」
「えっとね…、」
あたしは昨日の出来事を全て話した。
太陽がジリジリと照りつける、
あたしの家までの道のり。
歩きながら、あたしは一気に話した。
莉央は相づちを打ちながら、ときどき驚きながら、話を聞いてくれた。