初恋
6.現実


―次の日―



「姫芽、おはよ」

「――!!
優輝!」

「え、驚きすぎじゃない?(笑)」

「だって、」


好きな人がいきなり後ろから話しかけてきたら、誰だって驚くよ……


「だって、なに?」


不思議そうな顔で優輝が言う。


「いやっ!
なんでもない!」

「なんだそれ(笑)
ってか、昨日ホントにサボり?」

「へ??う…うん。
なんで?」




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