eternity~the other side of F ~
1.とある少女
「こんばんは、月が綺麗な夜ですね」
ここは私にとってお気に入りの場所。
人なんてめったに来ない、寂れた教会裏の月の見える丘の上。
その昔、お婆様に連れてきてもらった私にとってのお気に入りの場所。
突然そこに君はやってきた。
君はいったい誰だろう?
どうして君はこんなところにやってきたのだろう?
どうして君はこんな時間にやってきたのだろう?
答えはもちろんわかっている。
それを知るすべを私は持っているのだから。
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