eternity~the other side of F ~
私の名前は椿梨夜(つばきりや)。
人の心が見えるという力に目覚めたせいでお友達と呼べる人もいなくずっと一人で生きてきた。
私に優しくしてくれたお婆様はもういない。
私がある力に目覚めた後も変わらず優しく接してくれた唯一の人物。
そんなお婆様がこの世を去ってはや数年。
孤独な生活にもそれなりに慣れたもののやっぱり寂しくないと言えば嘘になる。
「友達がほしい。学校でおしゃべりしたり、勉強を教えあったり、一緒に下校してたわいもない話をしてくれる、そんな友達が・・・」
それを望むことすらも罪なのでしょうか?
多くを望んでしまった私にはそんな当たり前のことさえ望むことも許されないのでしょうか。