危険な同居生活
真菜side


「もしもしー悠!?」


《そうだよー♪真菜、今日真菜のマンション行っていい?》


悠が来てくれるのは嬉しいんだけど…。


今、沖縄なんだよね。


「今みんなで沖縄に旅行に来てるから無理かな?」


《じゃあ…いつマンションに帰る?》



「んー…。3日で帰る予定♪」


《じゃあ3日後にマンション行くねー。ばいばーい》



ぴーぴーぴー・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


『おい、電話の相手誰だったんだよ』


潤が少し怒り口調で聞いてきた。


「ヤキモチやいた?」


なんとなくからかいたい。


いつも私が潤にからかわれるから。


『…少し』


そう言った潤の顔を見ると少し顔が赤かった。



「素直だねー。じゃ、教えてあげよう。電話の相手は弟の悠だよ♪」


悠はまだ4歳なの。


『お前弟なんかいたんだ…』


潤は意外そうに言う。


「まぁねー。あ、沖縄から帰った後、悠がマンションに来るから♪」


楽しみだな…。


私、悠大好きなんだもん!



別に変な意味じゃないよ?


兄弟としてだよ。
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