危険な同居生活
真菜side


海から上がり、今はめぐと温泉に行くところ。


『楽しみだなぁー。温泉♪』


めぐはそう言ってクルッと回る。


「私もっ♪」


『あーあ…。海斗と一緒に温泉入りたかったよ…。真菜、混浴ないの?』


混浴…。


どんだけラブラブなんだよ。


でも、確か混浴はあった気がする…。


「確かあったハズだよ?昨日お父さんに一通りこのホテルの事は聞いたから」



『うそー。やったぁー。でもやっぱやめるよ…』


せっかく教えてあげたのに!


「何で?」



『だって変なおじさんとか入って来たら嫌だし…』


あ…そこだけは気にするんだ。


って…当り前か。


「それもそうかも…。あ、着いたよ♪」


私は女湯って書いてある看板を指さす。



『やった☆真菜、早く入ろう?』



私たちは温泉に入った。
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