危険な同居生活
『キャーッ!こんなラブラブな人たち初めて見たー♪』


『じゃあ俺たちもラブラブするか?』


『うんっ』



そんな会話を俺たちの前でやってるのは、もちろん海斗と端野。


相変わらずだ。


実は、海斗は真面目女子から人気で端野と付き合ってるのが気にくわないと言ってた女子も居たらしい。


だけど、2人のラブラブっぷりを見てたらどーでもよくなったんだと。


「そういえば端野、さっきテストの点が何とかーって言ってたよな?」


俺は朝の会話を思い出す。


いや、今も朝なのは変わりないんだけど。


『ん?あ、テスト私2教科とも100点なの!朝潤くんにバカって言われたから♪』


マジで?


見た目彼氏一筋で勉強なんて3の次みたいな感じなのに俺と同点?


ありえねぇ…。


人は見かけで判断しちゃだめだな。


『えー!めぐすごいっ』


これにも真菜は驚きだ。


ま、今回ばかりは俺もだ。



「海斗は?」


俺は海斗に聞く。


海斗とは中学の時から一緒だけど、勉強の話は全くしなかった。


海斗は勉強するなら女と寝るって感じだったから。



ま、俺もそうだったんだけど。
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