危険な同居生活
「居ない…」


何でだ?


どこかに遊びに行ったのか?


『真菜居ないねー。どうしたんだろ?』


端野も部屋を見渡しながら言う。


『まぁ…真菜ちゃんにも真菜ちゃんの世界があるっていうか…』


なんて海斗は言う。


真菜の世界か…。


考えたこともなかった。


『電話してみたらー?それかメールでも♪』


あ、その手があったか!


そんな事に気づかなかった自分がバカだとこの時初めて思った。


「そうだな」


俺は真菜に電話してみる。


だけど繋がらない。


もう1回電話してみる。


だけどやっぱり出ない。


メールしてみよう。


俺は真菜にメールする。


『繋がらないね…。何かあったのかな…?私もどんどん真菜が心配になってきたよ』


いつも無駄にテンション高い端野のテンションが下がる。


こいつにもそんな優しい心があったのか…。


『何かすごい私に対して失礼な事考えてたでしょ?』



ギクッ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



鋭すぎる。



「いたっ」


それと同時に足を踏まれた。
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