危険な同居生活
「な…何?」


私の頭はパニックだった。


『無事でよかった…。電話もメールもしたんだぞ?』


電話…?


メール…?


私はバックからキラキラにデコってある携帯を取り出して画面を見ると…着信が10件、メールが10件入ってた。


それも全部潤からの。


心配しててくれたんだ…。



「ありがと…」


何か恥ずかしいな…。


『よく出来ました。それより…真菜、今まで何してたんだ?』


潤が真剣に聞いてきた。


ここは正直に話した方がいい?


それとも…嘘ついた方がいいのかな?


「んーちょっとお買いもの♪」


まぁ…買い物に行ったのは本当だしね。


『嘘だ…。ちゃんと話せ』


その迫力に負けた私。


やっぱり潤には勝てない。
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