危険な同居生活
潤side


こいつらのラブラブっぷりはすごい。


『でもさぁーホントすごかったよねぇー』


楽しそうに話す真菜。


只今、俺と真菜は下校中。


「そうだな…」


そうしか言えない。


『潤ってさ…絶対Sだよねっ』


いきなりそんな事を言う真菜。


こいつはいつも突然だ。


いや…俺の方が突然か…。


『潤?』


俺の顔を覗きこんでくる真菜。


真菜は俺が顔を近づけると顔真っ赤にするのに、自分から近づけるのは抵抗がないみたいだ。


真菜、無防備だし…。


俺も一応男だぞ?


耐えてきたよな…これまで。


俺上出来。


『おーい、潤?また変な事考えてないよねぇ?』


「何か俺がいつも変な事考えてるみたいな言い方じゃねーか」


そんなに俺は変な事考えてない。


俺の頭の中は真菜色だぁー!


大胆告白だな…。
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