危険な同居生活
そしてとうとう壁に押しつけられた。


「じゅ、潤?」


私の顔からは汗がポタポタと落ちる。


『真菜、ちゃんと言えよ』


言える訳なーいっ!


潤が好き…なんて言えない。


あんなに変態とか言ってて今更言えない。


「だ、だから何でもないよー」

そう笑顔で言ってみる。


一応人気女優の娘だし…演技は上手い方だと思うけど…。


『真菜可愛い』


そんな言葉に私の顔は赤くなる。


当たり前だ。


好きな人に可愛いなんて言われたら誰だってそうだよね。


私だけじゃないよね。


でも…このまま言わなかったら…


付き合ってないのに襲われたりとかしそう。


それだけは嫌!


カレカノになってからそういう事したいっ!


潤の顔は私の首筋の所に来た。


そして潤が私の首筋にキスをし始めた。


これは言うしかないっ!
< 91 / 171 >

この作品をシェア

pagetop