しおり
どうも、ミエノです。
これは..確か7.8年前にあった本当の話なんです?
私は当時、よーく中古の本屋に足を運ぶことが多く
そこであれこれと選んでは、
商品とにらめっこをしていました。
それは、どんな中古の本屋か?
と訪ねられたら..こう答えます。
皆さんもよく知ってる..あのお店です。
そこは、都内にあったお店で、3階建の大きな店舗で、
そこで私は、CDやら本等のあれこれを見て回り、時間を潰していました。
その日は、確か特定の本だけ半額キャンペーンなんかをしていて、本が沢山入ったケースが幾つも並んでいました。
私は、そのケースから色んな本を手に取っては、
「ふーん?」と唸っては、
元の場所に戻してを繰り返していました。
参考書やら健康についての本や、ペットの暮らしから政治に世界情勢等の本がぎっしりあったのを覚えています。
そんな本たちを見て回っていると何の本かは、
忘れてしまったのですが、
恐らく学校の教育について書かれていたものだと思います。
私は、その本を手に取り、ページをめくって眺めていました。
すると、そのページとページの間からしおりが出てきました。
私は、その挟んであったしおりを見て何故かそれを持ち帰ろうと自分のポケットに入れてしまいました。
どうしてそうしたのか?
気になったんです?
凄く。
では、どんなしおりだったかというと、
細長いタイプのしおりで名前と学年が書いていました。
仮にヒロシくんとしましょう。
小学生だったと思います。
私は、その名前付きのしおりを見るなり好奇心に襲われて持ち帰ろうとしたんだと思います。
そして、その日の夜に薄い毛布を被って就寝についた時のことです。
季節は、夏に近いころで、私が寝たのは深夜の遅い時間だったと思います。
私は、頭から足元までその毛布を被った状態で、
夢の中と現実の間を行ったり来たりしながら金縛りにあっていました。
皆さんも1度は経験されたことがあるんじゃないでしょうか?
起きようとしても体が固まって動かない...
これは、夢だと気づきながらも動かない...
あの状態です。
そんな状態に、
その日の深夜に私はなっていました。
私は、ぐっと力を入れて起きようとしていましたが、なかなか体がいうことを聞きません。
すると突然、私の両足を掴んでぐっと持ち上げられるような感覚を覚えると、今度はその両足を..
ブン! ブン!
と左に右にと振り回されているような感覚を覚え、
私は、はっきりとその金縛りの意識の中で寒気を感じ、歯をガチガチ鳴らして、全身震わせているのが分かりました。
そのあと私は、お昼ころに目を覚ましたのを覚えています。
それからその日の夕方に、
そのことを知人たちに話しました。
そんな変なことをするから金縛りに合うんだよ?
と、その中のみッちゃんに言われて笑っていましたが、
もう一人の男性の知人は、笑わずに私にこう言いました。
お前...それ捨てた方がいいよ?
そのしおりの名前の子...
もう死んでるよ?
私は、その言葉で気づきました。
金縛りにあっていた私の両足を掴んで振り回していた理由を...それは
返せ! 返せ! ぼくのしおりを返せ!
──
皆さんも、もし中古の本屋に行ったときに、
本に挟まれているしおりを見つけたら勝手に持って帰らないように注意しましょう。
もし勝手に持って帰ったら...
そのしおりを取り返しに持ち主が付いて来ますよ?
─おわり─
これは..確か7.8年前にあった本当の話なんです?
私は当時、よーく中古の本屋に足を運ぶことが多く
そこであれこれと選んでは、
商品とにらめっこをしていました。
それは、どんな中古の本屋か?
と訪ねられたら..こう答えます。
皆さんもよく知ってる..あのお店です。
そこは、都内にあったお店で、3階建の大きな店舗で、
そこで私は、CDやら本等のあれこれを見て回り、時間を潰していました。
その日は、確か特定の本だけ半額キャンペーンなんかをしていて、本が沢山入ったケースが幾つも並んでいました。
私は、そのケースから色んな本を手に取っては、
「ふーん?」と唸っては、
元の場所に戻してを繰り返していました。
参考書やら健康についての本や、ペットの暮らしから政治に世界情勢等の本がぎっしりあったのを覚えています。
そんな本たちを見て回っていると何の本かは、
忘れてしまったのですが、
恐らく学校の教育について書かれていたものだと思います。
私は、その本を手に取り、ページをめくって眺めていました。
すると、そのページとページの間からしおりが出てきました。
私は、その挟んであったしおりを見て何故かそれを持ち帰ろうと自分のポケットに入れてしまいました。
どうしてそうしたのか?
気になったんです?
凄く。
では、どんなしおりだったかというと、
細長いタイプのしおりで名前と学年が書いていました。
仮にヒロシくんとしましょう。
小学生だったと思います。
私は、その名前付きのしおりを見るなり好奇心に襲われて持ち帰ろうとしたんだと思います。
そして、その日の夜に薄い毛布を被って就寝についた時のことです。
季節は、夏に近いころで、私が寝たのは深夜の遅い時間だったと思います。
私は、頭から足元までその毛布を被った状態で、
夢の中と現実の間を行ったり来たりしながら金縛りにあっていました。
皆さんも1度は経験されたことがあるんじゃないでしょうか?
起きようとしても体が固まって動かない...
これは、夢だと気づきながらも動かない...
あの状態です。
そんな状態に、
その日の深夜に私はなっていました。
私は、ぐっと力を入れて起きようとしていましたが、なかなか体がいうことを聞きません。
すると突然、私の両足を掴んでぐっと持ち上げられるような感覚を覚えると、今度はその両足を..
ブン! ブン!
と左に右にと振り回されているような感覚を覚え、
私は、はっきりとその金縛りの意識の中で寒気を感じ、歯をガチガチ鳴らして、全身震わせているのが分かりました。
そのあと私は、お昼ころに目を覚ましたのを覚えています。
それからその日の夕方に、
そのことを知人たちに話しました。
そんな変なことをするから金縛りに合うんだよ?
と、その中のみッちゃんに言われて笑っていましたが、
もう一人の男性の知人は、笑わずに私にこう言いました。
お前...それ捨てた方がいいよ?
そのしおりの名前の子...
もう死んでるよ?
私は、その言葉で気づきました。
金縛りにあっていた私の両足を掴んで振り回していた理由を...それは
返せ! 返せ! ぼくのしおりを返せ!
──
皆さんも、もし中古の本屋に行ったときに、
本に挟まれているしおりを見つけたら勝手に持って帰らないように注意しましょう。
もし勝手に持って帰ったら...
そのしおりを取り返しに持ち主が付いて来ますよ?
─おわり─