わたしたち、別れます。
大学3年、カタオモイ。
病院に着いたものの、家族以外は面会謝絶なのだと申し訳なさそうに謝られた。
ただ、慶斗が私を呼んでくれと強く願ったらしい。そのため、ドア越しに話をさせてもらえることになった。
「…慶くん」
「…るる?」
「うん」
「ごめんね」
いきなりだった。
「なにが?」
「怒ったこと。あと、入院してること。」
「なんで入院してるの」
怒ったこと、ということに触れるのはちょっと気まずくて、入院について聞いた。
「病気。心臓病。いってなくてごめん」
そうだよ。なんで。聞いてないよ。と言おうとしたものの、口からは正反対の言葉が出ていた。
「…いいよ。いつからなの?」
「一年前?くらいかな…歩いてるときにさ、いきなり激痛がきて、病院行ったらそう宣告された」
ただ、慶斗が私を呼んでくれと強く願ったらしい。そのため、ドア越しに話をさせてもらえることになった。
「…慶くん」
「…るる?」
「うん」
「ごめんね」
いきなりだった。
「なにが?」
「怒ったこと。あと、入院してること。」
「なんで入院してるの」
怒ったこと、ということに触れるのはちょっと気まずくて、入院について聞いた。
「病気。心臓病。いってなくてごめん」
そうだよ。なんで。聞いてないよ。と言おうとしたものの、口からは正反対の言葉が出ていた。
「…いいよ。いつからなの?」
「一年前?くらいかな…歩いてるときにさ、いきなり激痛がきて、病院行ったらそう宣告された」