妄想爆裂・ギルガメシュ叙事詩(神殿聖娼・シャムハト)
しかし、その個体(♂)だけは、
水辺に膝立ちして、じっとこちらを見ています。

逃げないのか・・・

シャムハト姉さんは、
その視線を無視するように、
薄物をするりと脱ぎました。

真っ裸(まっぱ)の状態で、
腰に手をあてて、仁王立ちしました。

さすが、度胸のある姉さん、
すごい!!!

「カモーーーン、
来るなら来いよ、チェリー坊や、
いいこと教えてやるからさ」
副音声か字幕なら、こう出ていたでしょう。

多少、年増ですが、
自慢のメリハリボディです。
胸もお尻も垂れてはいません。

日ごろのエステとトレーニング、
努力の賜物です。

その個体(♂)は、
初めて女を見るのか、・・・
ずっと目をそらさず、姉さんを凝視しています。

どうするのか、何をしたいのか・・
姉さんは手で水を、
腕にかけて、軽くこすりました。

それからその個体(♂)を見て、
大きくうなずきました。

< 20 / 27 >

この作品をシェア

pagetop