妄想爆裂・ギルガメシュ叙事詩(神殿聖娼・シャムハト)
その個体(♂)は、
催眠術にかかったかのように、
同じ動作をしました。

次に、
姉さんは首筋に水をかけて、
洗う動作を見せました。

副音声・
「動物臭いのと汚いのは・・・
 いくら何でもなぁ」

副音声・
「でも、マネするから、洗う事を教えれば、できるってことだわな」

顔、足、胸、へそ下、
順番に洗う動作を、見せてやります。
その個体(♂)が同じようにできると、大きくうなずいて、OKサインを出します。

副音声・
「怖くないから、こっちにおいで」

シャムハト姉さんは、すいっと、手招きしました。

その個体(♂)は、
姉さんに引き寄せられるように、
水場の浅瀬を、緊張ぎみに歩いてきます。

副音声・
「体格、サイズは
 ギルガメシュ王とよく似ている、彼より若いけど」

サイズっつーーのは・・
もちろんです。裸ですからね。
そりゃ、目がいきますわな。
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