どっぷり愛して~イケメン社長と秘密の残業~
Love20 甘い残業
Love20.甘い残業
デスクで残りの仕事をしながら、圭史さんを待っていた。
来週に迫ったキャンプの案内状が出来上がったと言われたので、社長室へ取りに行っていた。
実は、さっきまで、ここで……
愛し合っていた私達。
季節は7月。
私と圭史さんが付き合って、4か月が過ぎていた。
社長である圭史さんと付き合って、刺激的でありながらも、満たされた穏やかな日々を過ごしていた私。
6月に私と付き合っていることをお父さんである相談役に話してくれたんだけど、想像していた通り、相手にしてもらえなかった。
それは、エレベーターで挨拶した時にわかった。
「小久保といいます。おはようございます」
と挨拶した私に、目も合わせずにこう言った。
「君か、小久保君というのは。よく考えて行動してくれよ」
圭史さんは私のことを安心させようと、親父は以前よりも理解を示してくれたと言っていたけど……
全然そんな風に見えなかった。
先代の社長の跡取り息子なんだから 、そりゃあ……仕方がないのかもしれない。
ビジネスにプラスになる結婚を望むのは当たり前か。
それからも、お見合いの話が来たり、形だけの取引先のお嬢さんとの食事会に行ったり、と複雑な出来事はたくさんあった。
でも、そんなときにも、私には力強い味方がいた。
吉岡先輩だ。
圭史さんとちゃんと話ができた吉岡先輩は、私にとても感謝してくれた。
心からスッキリしたから、これからは大好きな後輩の彼氏として仲良くさせてね、と言ってくれた。
社長がお見合いするんじゃないかと社内で噂になった時も、心配して私を飲みに誘ってくれた。
味方でいてくれる人がひとりでもいれば、何も怖くない。
デスクで残りの仕事をしながら、圭史さんを待っていた。
来週に迫ったキャンプの案内状が出来上がったと言われたので、社長室へ取りに行っていた。
実は、さっきまで、ここで……
愛し合っていた私達。
季節は7月。
私と圭史さんが付き合って、4か月が過ぎていた。
社長である圭史さんと付き合って、刺激的でありながらも、満たされた穏やかな日々を過ごしていた私。
6月に私と付き合っていることをお父さんである相談役に話してくれたんだけど、想像していた通り、相手にしてもらえなかった。
それは、エレベーターで挨拶した時にわかった。
「小久保といいます。おはようございます」
と挨拶した私に、目も合わせずにこう言った。
「君か、小久保君というのは。よく考えて行動してくれよ」
圭史さんは私のことを安心させようと、親父は以前よりも理解を示してくれたと言っていたけど……
全然そんな風に見えなかった。
先代の社長の跡取り息子なんだから 、そりゃあ……仕方がないのかもしれない。
ビジネスにプラスになる結婚を望むのは当たり前か。
それからも、お見合いの話が来たり、形だけの取引先のお嬢さんとの食事会に行ったり、と複雑な出来事はたくさんあった。
でも、そんなときにも、私には力強い味方がいた。
吉岡先輩だ。
圭史さんとちゃんと話ができた吉岡先輩は、私にとても感謝してくれた。
心からスッキリしたから、これからは大好きな後輩の彼氏として仲良くさせてね、と言ってくれた。
社長がお見合いするんじゃないかと社内で噂になった時も、心配して私を飲みに誘ってくれた。
味方でいてくれる人がひとりでもいれば、何も怖くない。