どっぷり愛して~イケメン社長と秘密の残業~

仕事を終え、車で家まで送ってもらった。


「このまま帰すと思ったか?」


ドアを開けようとしたら、キスをされた。

唇を唇で挟む圭史さんのキスが好き。

そして、ゆっくりと入ってくる舌。
なめらかな動き。

いやらしい音が車の中に響く中、圭史さんの手が私のスカートの中へ。


「……ぁ、んん」 

「ほ~ら、濡れてる」


キスをしながら、指を挿入され……


「こんなに濡れてくれる万由が愛しいよ」


首筋を優しく舐められ、声が漏れる。

鎖骨から耳たぶまでを何度もゆっくりと舐める。

耳たぶを舐めた後、耳の中に舌を入れわざと音を立てた。


「っあ……」


首の後ろに優しくキスをされ、そこからまた耳まで舐められる。



「……っあ、ダメ……」

「気持ちいいの?」


耳の後ろを舌でゆっくりと刺激され、体の力が抜けていく。

優しく、そして激しく動く指に、腰が浮いてしまう。


「あっ、圭史……さん」 

「入 れてほしい?でも、今日は我慢」

「わかって……る」

「我慢できるかな」

「いじわる」




それからまた愛をたくさんもらい、家に帰った。


明日のことは心配しないように、今日のことを思い出して眠った。



目を閉じると想像してしまう。

パーティーで綺麗な女の人に囲まれている圭史さん。

連絡先を渡され、社交辞令で圭史さんも渡す。

そんな想像をしながら眠ったせいか、いやな夢を見た。


圭史さんの車に女性が乗っていて、その女性が車から降りた時に圭史さんにキスをする夢。

リアル過ぎて、汗が出た。


「……なんで」



幸せなのに、どうしてこんな夢見ちゃうんだろう。






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