どっぷり愛して~イケメン社長と秘密の残業~
Love25 突然の告白
Love.25 突然の告白
飲みながらバーベキューの準備を始める。
肉担当の新井君が各テントにお肉を配り、私と吉岡先輩は秘書軍団と一緒に野菜を洗ったり切ったりしていた。
「吉岡さん、また飲みに行こうよ」
秘書課の一番ベテラン、主管秘書さんが吉岡先輩に話しかけた。
どんだけ顔が広いんだ。
「あ~久しぶり!まさかあんたも参加するとは意外!虫とか絶対苦手でしょ?」
「大嫌いよ、トイレもウォシュレットないと無理だしね」
「そうそう。秘書課のお嬢様だからねぇ」
「相談役から、社長の監視役として行くように言われてねぇ。社長もかわいそうに。見張られてて自由に動けないんじゃない?」
彼女は例の令嬢がいたあのパーティーに参加していた唯一の秘書さんだった。
まさか吉岡先輩と知り合いだったとは。
「あ、この子、私のかわいい後輩」
「小久保といいます」
「よろしくね。中井です。吉岡さんとは同期でね。入社当時、よく遊んだよね。まだ社長が取締役だった頃、ちょっと夜遊びしたりもしたよね」
そっか。
この人も社長になる前の圭史さんを知っているんだ。
「今、吉田狙いだから、私。社長は目の保養として見てるのはいいけど」
「吉田!アイツは遊び人だよ」
にんじんの皮をむきながらそんな話をするふたりの横でドキドキしていた。
何か知らない情報が聞けるんじゃないかという気持ちと、知りたくないことを聞かされるんじゃないかという気持ちが入り混じっていた。
チラっと私を心配そうに見た吉岡先輩は、話を変えてくれた。
飲みながらバーベキューの準備を始める。
肉担当の新井君が各テントにお肉を配り、私と吉岡先輩は秘書軍団と一緒に野菜を洗ったり切ったりしていた。
「吉岡さん、また飲みに行こうよ」
秘書課の一番ベテラン、主管秘書さんが吉岡先輩に話しかけた。
どんだけ顔が広いんだ。
「あ~久しぶり!まさかあんたも参加するとは意外!虫とか絶対苦手でしょ?」
「大嫌いよ、トイレもウォシュレットないと無理だしね」
「そうそう。秘書課のお嬢様だからねぇ」
「相談役から、社長の監視役として行くように言われてねぇ。社長もかわいそうに。見張られてて自由に動けないんじゃない?」
彼女は例の令嬢がいたあのパーティーに参加していた唯一の秘書さんだった。
まさか吉岡先輩と知り合いだったとは。
「あ、この子、私のかわいい後輩」
「小久保といいます」
「よろしくね。中井です。吉岡さんとは同期でね。入社当時、よく遊んだよね。まだ社長が取締役だった頃、ちょっと夜遊びしたりもしたよね」
そっか。
この人も社長になる前の圭史さんを知っているんだ。
「今、吉田狙いだから、私。社長は目の保養として見てるのはいいけど」
「吉田!アイツは遊び人だよ」
にんじんの皮をむきながらそんな話をするふたりの横でドキドキしていた。
何か知らない情報が聞けるんじゃないかという気持ちと、知りたくないことを聞かされるんじゃないかという気持ちが入り混じっていた。
チラっと私を心配そうに見た吉岡先輩は、話を変えてくれた。