どっぷり愛して~イケメン社長と秘密の残業~
「吉岡達、どこでエッチしてんのかな」
「え?エッチを外で?自然の中って~ちょっと圭史さんっ!」
「自然の中って発情するからな」
「ふふふ」
最後に、長いキスをして、圭史さんは吉岡先輩が戻ってくる前にテントを出て行った。
数分して戻ってきた吉岡先輩は、色気のある表情をしていた。
素敵な時間、過ごせたのかな。
「佐竹に~、プロポーズされちゃった」
「えっうわ……吉岡先輩、おめでとうございます!!」
衝撃の告白に、私は吉岡先輩を抱きしめた。
吉岡先輩は私の胸で、涙を流していた。
良かったね。
病気のこともあって、結婚なんかしないって言っていた吉岡先輩だけど、
きっとこれで……何か変わる。
佐竹さんとなら、いい夫婦になれると信じてる。
「次は、あんた達だからね」
吉岡先輩はそう言って、私の背中をバシっと叩いた。
「大丈夫だから。小久保なら、やれる。社長の奥さん、できるよ」
吉岡先輩にそう言われると、できそうな気がする。
いや、できそうじゃなくて、やるんだ!
圭史さんの奥さんとして、圭史さんを支えたいな。
それから、どんな結婚式がしたいか、引き出物はどんなのが喜ばれるか、を話しながらいつのまにか眠っていた。