どっぷり愛して~イケメン社長と秘密の残業~


「吉岡達、どこでエッチしてんのかな」

「え?エッチを外で?自然の中って~ちょっと圭史さんっ!」

「自然の中って発情するからな」

「ふふふ」


最後に、長いキスをして、圭史さんは吉岡先輩が戻ってくる前にテントを出て行った。




数分して戻ってきた吉岡先輩は、色気のある表情をしていた。

素敵な時間、過ごせたのかな。


「佐竹に~、プロポーズされちゃった」

「えっうわ……吉岡先輩、おめでとうございます!!」


衝撃の告白に、私は吉岡先輩を抱きしめた。

吉岡先輩は私の胸で、涙を流していた。

良かったね。

病気のこともあって、結婚なんかしないって言っていた吉岡先輩だけど、
きっとこれで……何か変わる。

佐竹さんとなら、いい夫婦になれると信じてる。


「次は、あんた達だからね」


吉岡先輩はそう言って、私の背中をバシっと叩いた。


「大丈夫だから。小久保なら、やれる。社長の奥さん、できるよ」


吉岡先輩にそう言われると、できそうな気がする。

いや、できそうじゃなくて、やるんだ!

圭史さんの奥さんとして、圭史さんを支えたいな。


それから、どんな結婚式がしたいか、引き出物はどんなのが喜ばれるか、を話しながらいつのまにか眠っていた。






< 141 / 189 >

この作品をシェア

pagetop