どっぷり愛して~イケメン社長と秘密の残業~
「今日、ちょっと料理作ろうと思って」
嬉しそうにそう言う万由が、とてもかわいい。
大事に思う。
「マジ?ワインあるからあけよう」
「でも、料理の前に万由を食べたいな~」
何、発情してんだ、俺。
今日の万由、やたらと綺麗だし。
すっげー抱きたい。
今日は寝かせない。
「すごい綺麗なマンション」
「そうか?住んでるのおっさんばっかりだぞ」
手を繋ぎ、部屋に入る。
程よく散らかった俺の部屋を見て、笑っている万由をベッドに押し倒した。
「ん、もう。気が早いよぉ。朝まで時間たっぷりあるのに」
「我慢できない」
俺は赤いセーターの中に手を入れ、胸に触れた。
そして、かわいい万由の唇を口に含む。
あん、とエッチな声を出す万由の耳元で囁く。
「気持ちいいの?」
首筋をなめるといつも体をくねらせる万由。
それだけでもう濡れちゃうんだよ。
赤い服が似合ってるから、1回目は服を脱がさない。
俺は興奮して……もう止められない。
部屋に万由が来てくれたことも嬉しくて、俺がいつも寝ているベッドに万由が寝てるってことも嬉しくて。
「……んぁっ」
耳の裏を舐めると、もう万由はダメなんだよな。
体中、性感帯。
おへそからゆっくり舌を這わし、胸の先端まで到達する。
そのまま、ゆっくりと舐め、舌先でツンとすると、声を出す。
耳たぶを噛み、囁く。
「愛してる」
愛してる。
愛してるよ。
3か月分、今夜は愛し合おうな。
その夜、万由が俺にコーヒーをいれてくれた。
「はい、圭史さん。ブラックでよかったよね?」
「おう。ありがと」
いつか、こんな特別な時間が、日常になる。
万由のいれてくれたコーヒーがうまくて、思わず目元が緩んだのは内緒だ。
~圭史SIDE END~