どっぷり愛して~イケメン社長と秘密の残業~
Love5 夜景を見ながら
Love.5 夜景を見ながら
顔を見合わせていろんな話をして、私達は少しずつ近づけた気がした。
切れ長の目は、笑うと目じりが少し下がる。
綺麗な肌は、夏になると日焼けで黒くなる。
真っ白な歯も、サラリと落ちる前髪も素敵。
「次は、一緒に飲みたいなぁ。お前のこと酔わせたい」
社長とお酒を飲むなんて……
楽しみすぎる。
「私、お酒強いですよ。社長を酔わせたいなぁ」
「俺も、相当鍛えられてるよ。でも、万由の前だと酔うかもしれないな」
さらっと名前を呼んでくれることにドキドキしちゃう私。
社長のことを、プライベートでも社長って呼んでいいのかなって考えていた。
「社長って呼んで、嫌じゃないですか」
「お前が楽な方でいい。会社でのこともあるから社長って呼んでもいいし、名前で呼んでくれてもいい。まぁ、名前の方が嬉しいけど」
名前って……圭史、だよね。
呼べない呼べない!!
「恥ずかしい……」
「だろ?酒入った時でいいよ」
私は頭の中で、圭史さん圭史さん圭史さんと何度も何度も練習した。
そうして、デザート を終え飲み物もなくなった。
「ごちそうさまです!圭史さん!!」
声が上ずった。
「っふふ!万由、お前かわいいな。そんな無理すんな。でも、ありがとな」
「いえ、圭史さん」
「あははは、顔引きつってるよ、万由」
「もう~、笑いすぎですよ」
好きな人に名前を呼ばれることがこんなにも幸せだなんてね。
圭史さん。
私もちゃんと名前で呼べるようになりたい。
圭史さんを支えられるような立派な彼女になりたい。
スマートに会計を済ます姿にも惚れ惚れしてしまう。
社会的にも立派な地位にいて、いろんなことを知っていて、やっぱり私とは住む世界が違うんじゃないのかなって思う。
ものにかけるお金も違うだろうし、背負っているものも……
「ごちそうさまでした」
「おう、次は何食べたいか考えとけよ」
今まで、彼氏とはワリカンが当たり前だった。
私が財布を出そうとすると、その手にさっと触れて、いいからと言ってくれた。
不思議な感じ。
この大事にされてる感じなのかな、幸せ過ぎて……
「私、幸せです」
「ふふ。そうか。それは良かった」
顔を見合わせていろんな話をして、私達は少しずつ近づけた気がした。
切れ長の目は、笑うと目じりが少し下がる。
綺麗な肌は、夏になると日焼けで黒くなる。
真っ白な歯も、サラリと落ちる前髪も素敵。
「次は、一緒に飲みたいなぁ。お前のこと酔わせたい」
社長とお酒を飲むなんて……
楽しみすぎる。
「私、お酒強いですよ。社長を酔わせたいなぁ」
「俺も、相当鍛えられてるよ。でも、万由の前だと酔うかもしれないな」
さらっと名前を呼んでくれることにドキドキしちゃう私。
社長のことを、プライベートでも社長って呼んでいいのかなって考えていた。
「社長って呼んで、嫌じゃないですか」
「お前が楽な方でいい。会社でのこともあるから社長って呼んでもいいし、名前で呼んでくれてもいい。まぁ、名前の方が嬉しいけど」
名前って……圭史、だよね。
呼べない呼べない!!
「恥ずかしい……」
「だろ?酒入った時でいいよ」
私は頭の中で、圭史さん圭史さん圭史さんと何度も何度も練習した。
そうして、デザート を終え飲み物もなくなった。
「ごちそうさまです!圭史さん!!」
声が上ずった。
「っふふ!万由、お前かわいいな。そんな無理すんな。でも、ありがとな」
「いえ、圭史さん」
「あははは、顔引きつってるよ、万由」
「もう~、笑いすぎですよ」
好きな人に名前を呼ばれることがこんなにも幸せだなんてね。
圭史さん。
私もちゃんと名前で呼べるようになりたい。
圭史さんを支えられるような立派な彼女になりたい。
スマートに会計を済ます姿にも惚れ惚れしてしまう。
社会的にも立派な地位にいて、いろんなことを知っていて、やっぱり私とは住む世界が違うんじゃないのかなって思う。
ものにかけるお金も違うだろうし、背負っているものも……
「ごちそうさまでした」
「おう、次は何食べたいか考えとけよ」
今まで、彼氏とはワリカンが当たり前だった。
私が財布を出そうとすると、その手にさっと触れて、いいからと言ってくれた。
不思議な感じ。
この大事にされてる感じなのかな、幸せ過ぎて……
「私、幸せです」
「ふふ。そうか。それは良かった」