どっぷり愛して~イケメン社長と秘密の残業~
「ん……圭史さん……」
「お前には負ける」
「私、ちゃんと力になれてるのかな」
私の不安を全部話すことはできないけど、時々こうして確認してもいい?
不安で不安で、たえられなくなる前に。
「ふふ。当たり前だろ。疲れた体と心を万由のオアシスで癒してもらう。……今、気付いたけどオアシスってここのこと?」
「キャッ!!」
いきなりスカートの中に手を入れられた。
「もうっ!!そんなわけないでしょ」
「だって、お前のここオアシスみたいに溢れてるもん」
「でも、今日はもう遅いし、明日から出張だったら帰らな…きゃ…」
拒否するつもりだったのに、私は圭史さんの首に手を回していた。
舌の先で、私の上あごの裏を何度も刺激する。
こんなキスはしたことがない。
絡まり合う舌は、やっぱりぴったりと合う感触。
服の上から胸を激しく揉まれ、もうブラが上にズレている。
「あん……」
「短めバージョンなら、できる?」
圭史さんはそう言って、私の服のボタンを外した。
ブラは外さずズレたまま、ゆっくりと刺激される。
体に電気が走り、もう力が入らなくなっている。
優しく、そして激しく私の体を愛撫する。
私はズボンの上から圭史さんに触れ、優しく撫でた。
「欲しいの?」
いやらしくそう言った圭史さんと目が合う。
「お前、もう我慢できないだろ」
私の耳元で圭史さんの声がささやく。
「……あん、ああん」
「まだだぞ」
そう言って、ドSな顔をして、動きを止める。
今度は、最も敏感な部分を指でこねるように触る。
またちゃんと避妊をしてくれる。
「ほしい?」
「……っ、いじわるっ」
「ほしいって言えよ」
「……ほしい、圭史さん」
「どうしよっかな」
いじわるな笑みを浮かべたかと思うと、真剣な男の顔へと変わる。
助手席を倒しての行為。
狭いからか、前とは違う動きで……
私は声を止められなかった。
「好きっ……」
「俺もだよ」
手をぎゅっと握り合い、圭史さんの汗を感じながら、意識が遠のいていく。
「万由……っ」