どっぷり愛して~イケメン社長と秘密の残業~
「今日……エレベーターで一緒になった時、抱きたいって思った」
気が付くともうブラジャーが外されていた。
「しゃ、ちょ……」
「ん?なに?」
ドSな笑みを見るだけで、私の体が震えるくらいに熱くなっていく。
「好き」
「あぁ、俺もデスクでこんなことしてるお前が好き」
首筋から胸を優しく舐め、刺激する。
いやらしい音がオフィスに響いていた。
「あ……!」
「ん?もう、こんなに感じてるの?」
気付かないうちに下着の中に入っていた社長の手は、優しく激しく……
「そんなに俺のこと好きなの?」
「あ、あん。ダメ、です」
「何がダメなの?ん?」
私の感じる場所を知り尽くしているくせにわざとその場所と少しズレた場所を責めてくる。
「ここじゃないんだろ」
耳の下からゆっくりと移動し、鎖骨の骨の上を優しく舐められ、私の体は大きくのけぞる。
「そこっ」
ピクピクと体が反応してしまう。
「好きだよ、万由。こんなに乱れてるお前が大好き」
私は力強い社長の首に手を回し、言葉にならない愛を叫んだ。
「しゃ、ちょ……圭史、さんっ」
愛してる。
こんなにも愛してる。
でも、わかってる。
この人は私のものにはならないってこと。