どっぷり愛して~イケメン社長と秘密の残業~
「圭史、さん」
「な~に?ほら、あそこ見てみて」
スカートの中に入った指が下着の上から、触れてくる。
優しく撫でられただけで、私は自分が濡れているとわかった。
歩きながら、どんどん奥まで触ろうとする。
ビクンと動いた私に圭史さんは、ニヤリと笑って、満足そうに言う。
「水族館、気持ちいいな」
一番大きな水槽の前に来た。
広くなった場所に来たので、圭史さんの顔を見ることができた。
かっこいいなぁ、好きだなって何度見ても思う。
綺麗な横顔。
エッチなことばっかりしてくるけど。
「万由エロい」
「水族館に来たのに全然魚見てないよ、私」
「これくらいで感じてちゃだめだよ。次からもっと俺攻めるから」
「ほんと、勘弁してください。魚も見たい」
「俺のこれ、もうおさまんない」
繋いだ手を股間に当てる。
かに確もう、おさまらない感じ。
タイミング良く、か悪くか……次は深海生物のゾーン。
部屋の中は真っ暗な場所で、暗闇の中に、光る水の生き物たちがいる。
「万由っ」
壁際でキスをされた。
近くにいる人にはバレちゃう、と思ったけど、私もキスがしたかった。
キスをしてから、暗闇の中で服の中に手を入れてくる。
いきなりブラの中に入った指は迷うことなく、私の一番感じる部分を探り当てる。
「声だけは出すなよ」
と耳元で言いながら、声を出させようとする。
暗闇に目が慣れてきて、圭史さんの顔がはっきりと見えた。
この先にはペンギンゾーンがあり、そこは明るくなっているようだ。
周囲を見回すと大きな深海生物の水槽の奥にカーテンがあり、私達はその中に隠れた。
「ここなら、バレない」
誰も私達なんて気にしていない。
光る生き物に夢中で。
ここは真っ暗だし……とその気になってしまう私。
「最後まではだめだよ」
と念押しして、キスをした。
どんどん激しくなるキスの嵐。
「……ぁん」
「声出すな」
とキスをされた。
「俺達、やばいな」
「大好き。離れたくない」
素直な気持ちが口から出ていた。
もう離れたくない。
ずっと、一緒にいたいよ。