年下セフレはクールな部下
でも、今日も夫は、どこかで夕ご飯を食べてくるかもしれない。

そう思うと、夕食を作る気力が無くなった。

スマホをおもむろに出して、夫にメールをした。

【今日は、夕食いる?】

既読になったのに、返事が帰って来ない。

エレベーターを降りて、ビルを出た。

帰り道、オフィス街には居酒屋さんが、たくさんある。


何故だか、家に帰りたくなくなった。

【ごめん。今日は、夕食外で済ませて。】

夫にそうメールを送ると、近くの居酒屋に入った。


「いらっしゃいませ。何名様でしょうか。」

「あっ、一人で。」

すると店員さんは、一番端の席を用意してくれた。

「お飲み物、お伺い致します。」

まだ若い女性の店員さんだ。
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