年下セフレはクールな部下
「ここの店で、飲んでたんだよね。」

三好君はビールを注文すると、私の隣の席で飲み始めた。

「何、一人で飲んでるんですか。」

「そういう時だって、あるでしょ。」

「寂しいでしょ。一人で飲んだら。そういう時は、誘って下さいよ。」

もし、この先一人で飲みに行くとしても、三好君は誘わない気がする。

ううん、誘ってはいけない。


「で?何か、悩みでも抱えてるんですか?」

私は、三好君の方を見た。

「よく言うわ。誰のせいで悩んでいると思ってるの?」

「えっ、まさか。俺のせい?」

迷惑そうな表情。

しかも、ちょっと抱きしめただけで悩むなんてと思われているの?

ここは、リアルな悩みをぶつけてみるか。
< 18 / 60 >

この作品をシェア

pagetop