年下セフレはクールな部下
その時に、いい女だって、この女を抱いてよかったと、思われたい。

シャワーを浴びると、私はパジャマを着て、ソファーでダイエットに効くサプリを検索した。


「ただいま。」

後ろを振り返ったら、夫がこちらを覗き込んでいた。

「えっ⁉いつの間に⁉」

「鈴音が風呂入っている時。何度も声掛けたけれど、気が付かなかった。」

「ごめん。」

夫が帰って来た事にも、気が付かなかったなんて。妻失格だ。

「そんなに熱心に、ダイエットに夢中なの?」

「ああ、これは……」

まさか、他の男に抱かれる為だなんて、言えない。

「服のサイズでも、変わったの?」

「ううん。」

「だったら、しなくてもいいんじゃない?俺、少し丸い身体の方が、好きだな。」
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