年下セフレはクールな部下
「はい。」

私と百花を割くように、三好君がメールを送ってくれた。

「じゃあ、百花。私、これチェックするね。」

「はい。お仕事だもんね。」

デスクが並んでいるのは、同期のせいだ。

その為に、恋愛、仕事の昇進、結婚等、いろんな場面の話を、百花としてきた。

彼女は嫌いじゃない。

でも、時々離れられないかなと、思う時がある。

それは、最近になって酷く考える。

百花が、まだ子供を望める環境にいる事が、私の負担になっているのだろう。


私だって、まだ38歳だ。

子供を作ろうと思えば作れるし、産もうと思えば産める。

でも、セックスレスでは、子供はつくれない。

羨ましい。

それが百花への率直な気持ちだ。
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