年下セフレはクールな部下
「いいよ。そのまま寝ていて。」

夫の舌が、私の首筋を舐める。

胸が露わになって、夫の指が私の胸を掴んだ。

「待って……待ってって、言ってるでしょ!」

次の瞬間、私は夫を引き離していた。


「あっ……」

私は前を隠しながら、とんでもない事をしてしまったと思った。

「ごめん。」

「いいよ。今更だったもんな。」

夫は冷静に、自分の枕元へ行った。

どうしてしまったんだろう。

あんなに望んでいた、夫の誘いを断るなんて。


「その、身体に自信がなくて。」

「いいって。要するに俺としたくないんだろう。」

「そんな事ない!」

私の大きな声に、夫が振り向く。

「私、ダイエット頑張るから!」

訳の分かんない事を口走って、私は布団を頭から被った。


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