年下セフレはクールな部下
三好君は、寂しそうに笑った。

それを見て、私の中で気持ちが固まった。

「分かった。いいよ、セフレになっても。」

「えっ?このタイミングで?」

私は三好君の胸の中にそっと、入り込んだ。

「愚痴、聞いてくれたお礼。」

三好君に身体を預けると、彼の心臓の鼓動が聞こえてきた。


「三好君……抱いて。」

私達は見つめ合うと、唇を重ねた。

「いいの?抱いても。」

「だって、セフレでしょ。抱かれたい時に、抱いてくれるんじゃないの?」

三好君は、嬉しそうに舌を絡め、私をテーブルの上に座らせた。

「嬉しい……鈴音さんが、俺に抱かれたいなんて。」

三好君の長い指が、私の肌を這う。

私の甘い声が、書庫に響きわたる。
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