年下セフレはクールな部下
その日の夜。

私は夫の為に、料理を作って帰りを待っていた。

何でもない日だけれども、たまに夫の笑顔が見たくなる。

そんな日があった。

特に、女としての自信がなくなった日は、夫に抱きしめられるだけで、その自信を取り戻せた。


「ただいま。」

「お帰りなさい。」

火を止めて、キッチンから廊下に出て、玄関に行く。

一日も欠かさずに、やっているルーティンだ。

「今日も、お疲れ様。」

「ああ、ありがとう。」

頬にキスしようとしたら、甘い香りがした。

「どうした?」

「あっ、ううん。」

いつもそんな香水付けてたかな。

そんな事を考えている内に、夫は廊下を進んでいく。

「ねえ、香水付けているの?」

すると夫は、止まって振り返った。
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