年下セフレはクールな部下
そうなると仕方がない。

私は一人テレビを観ながら、自分が作った夕食を食べた。

「ねえ、何を食べて来たの?」

「普通に居酒屋だよ。」

「一人で?」

「ああ。」

どうして、一人で居酒屋行くかな。

どうせ行くんだったら、誘って欲しかったし。

何だったら、食べないで帰って来て欲しかった。


「ふぁーあ。」

急に夫が大きな欠伸をした。

「もう風呂入って寝るわ。」

「ああ、うん。」

浴室に向かう夫を視線で見送り、私は自分で作った食事に満足した。

キッチンで洗い物をしていると、ピコンと音が鳴った。

私のスマホではない。夫のスマホだ。

「誰からだろう。」

いけないとは思いつつ、夫のスマホを覗く。

そして、私は固まった。
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