年下セフレはクールな部下
【今日は奢ってもらって有難う。又、一緒にご飯食べようね。】

そこには、こんな文面があったからだ。

居酒屋に行ったのは、一人だって言ってなかった?

もしかして、浮気?

どう考えても、この文章。相手は女性っぽい。


「何?何かあった?」

後ろから夫に話しかけられ、ハッとした。

「ああ、メール来てたみたい。」

もう一度キッチンに戻り、鼓動が早くなる心臓を、落ち着かせようと努力した。

夫は、メールを確認している。

「何だ。部下からだ。」

「えっ?」

思わず振り返ってしまった。

「今日、一人で飲んでたら、会社の部下と会ってさ。仕方ないから、奢ってやったんだ。」

「そう。」

取ってつけたような嘘か本当か、分からない話。
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