色恋ノ唄
「……あら、そのメッセージカード」
ふと声がして顔を上げると、はるママ…晴くんのお母さんが私の後ろに立っていた。
「あ、はるママ。本日はおめでとうございます」
「莉愛ちゃんにそう言われると、なんだかくすぐったいわね」
はるママは、いつも通りの笑顔で微笑むと、「そのメッセージカードね」と小さな声で話し始めた。
「本当は幼なじみってことで晴都が書く予定だったみたいんだけど、結愛ちゃんが書きたいって言ったらしいのよ」
「えっ、私のを?」
思ってもみなかった話に、驚きよりも違和感を感じる。
明るくて可愛らしいけれど、どちらかというといつもふわっと笑っている印象の強い結愛さんが、そんなことを言っているのはあまり想像ができない。
ふと声がして顔を上げると、はるママ…晴くんのお母さんが私の後ろに立っていた。
「あ、はるママ。本日はおめでとうございます」
「莉愛ちゃんにそう言われると、なんだかくすぐったいわね」
はるママは、いつも通りの笑顔で微笑むと、「そのメッセージカードね」と小さな声で話し始めた。
「本当は幼なじみってことで晴都が書く予定だったみたいんだけど、結愛ちゃんが書きたいって言ったらしいのよ」
「えっ、私のを?」
思ってもみなかった話に、驚きよりも違和感を感じる。
明るくて可愛らしいけれど、どちらかというといつもふわっと笑っている印象の強い結愛さんが、そんなことを言っているのはあまり想像ができない。