色恋ノ唄
" 莉愛ちゃんのこと好きなのね "



はるママの言葉が、頭の中で優しく繰り返される。



結愛さんと晴都が私の話をしているなんて、とても意外で、とても嬉しかった。



[ 今日も、これからも、] というメッセージカードの文字が潤んだ視界で歪む。



結愛さんは、明るくて、可愛くて。

そして私へのメッセージカードを書きたいと言ってくれる、優しい女性なのだ。



「…皆様、お待たせいたしました。装い新たな新郎新婦様をお迎えしたいと思います」



司会者の声が会場に響くと、ゆっくりと開いた扉から、晴くんと結愛さんが歩いてくる。
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