色恋ノ唄
「俺と結愛、結婚しようと思って」



予感は的中。



例え、この恋がもう一生実らないものだとしても。

せめて2人を包んでいる穏やかな雰囲気を壊さないように、私は笑顔を作り直す。



「そうなんだ。晴くん、おめでとう」

「まだ早いよ、でもありがとう、莉愛」



この日から、結愛さんは私の知り合いで、私は結愛さんの恋の敗者となった。
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